セキュリティに関する取り組み
AI解約抑止ツール(YOMELオプション)
サイネット株式会社(以下「当社」)は、AI解約抑止ツール(以下「本サービス」)でお預かりする通話データを安全に取り扱うため、次の取り組みを行っています。本サービスは、音声テキスト化・要約ツール[YOMEL]のオプションサービスで、AI通話品質評価サービス[Cynet Eva]と同じ基盤で運用しています。データの保管場所やAIでの扱いについては「入力データの取り扱いについて」もご覧ください。
1. システムの構成とデータの流れ
本サービスは、Amazon Web Services(AWS)の東京リージョンで稼働しています。通話データの受け取りから判定、お知らせまで、次の流れで処理します。
データの受け取り
YOMELから、通話の書き起こしテキストと通話の日時などの情報を、暗号化した通信で受け取ります。
言葉による絞り込み
「解約」「乗り換え」などの言葉や、貴社が設定した競合サービスの名前が出た通話だけを、判定の対象にします。
AIによる判定
対象の通話を、Amazon Bedrock(日本国内のリージョン)の生成AIで判定し、対応の重要度と理由をまとめます。
一覧とお知らせ
判定の結果は、ログインした権限のある方だけが管理サイトで閲覧できます。メールでのお知らせには、通話の内容を載せません。
2. 通信の暗号化
管理サイト
管理サイトとの通信は、すべてHTTPS(TLS)で暗号化しています。
YOMELとの連携
- YOMELから本サービスへの通話データの送信は、HTTPS(TLS)で暗号化しています。受け取る際には、取引先ごとの秘密の鍵による署名(HMAC-SHA256)と送信時刻を確認し、なりすましや再送による不正なデータを受け付けません。
- 本サービスからYOMELへの接続は、HTTPS(TLS)で暗号化し、固定したIPアドレスからのみ行います。YOMEL側でこのIPアドレス以外からの接続を制限できます。
メールでのお知らせ
お知らせのメールには、通話の日時・担当オペレーター・対応の重要度・理由と、管理サイトへのリンクだけを載せ、通話の内容や契約者の氏名は載せません。メールは、貴社が登録した通知先のアドレスにだけ送信します。
3. アカウントと認証
- パスワードの管理:ログインには AWS の認証サービス Amazon Cognito を使用しており、当社のデータベースにパスワードを保存しません。
- パスワードのルール:10文字以上で、英小文字と数字を含むパスワードを必須としています。初回の仮パスワードの有効期限は7日間で、初回ログイン時にご本人のパスワードへの変更が必要です。
- 二段階認証:認証アプリ(Google Authenticator、Microsoft Authenticator など)による二段階認証に対応しています。取引先ごとに、二段階認証を必須にできます。
- 不正なログインへの対策:ログインの失敗が続いた場合は、一時的にログインできなくなります。
- ログイン状態の管理:ログイン情報はブラウザのスクリプトから読み取れない形(HttpOnly Cookie)で保持し、一定時間が過ぎると再ログインが必要です。また、なりすまし操作(CSRF)を防ぐ対策を行っています。
4. 権限によるアクセスの制御
- データは取引先ごとに分けて管理しており、他の取引先のデータを閲覧することはできません。
- 判定の結果を閲覧・更新できるのは、管理者と閲覧者(SV)の権限を持つ方だけです。オペレーターの権限では閲覧できません。
- 競合サービス・サービスエリア・通知先などの設定を変更できるのは、管理者の権限を持つ方だけです。
- 対応状況を変更した場合は、変更した方と日時を記録します。
5. データの保存
- 保存時の暗号化:通話データや判定の結果は、AWSのストレージサービス Amazon S3 に暗号化して保存しています。
- 外部からのアクセスの遮断:保存場所はインターネットへの公開をすべて遮断し、暗号化された通信以外を受け付けない設定にしています。システムの各機能には、必要な最小限の操作だけを許可しています。
- 接続用の鍵の管理:YOMELとの接続に使う鍵などの秘密の情報は、AWS Secrets Manager で管理しています。
- バックアップ:データを変更・削除する前の版を7日間保持し、誤操作や障害の際に復元できるようにしています。
6. 不正アクセスへの対策と運用
- 不正アクセスの検知:AWSの脅威検知サービス Amazon GuardDuty で、不審な通信や操作を常に監視し、検知した場合は担当者へすぐに通知します。
- アクセス数の制限:短時間に大量のアクセスがあった場合に、受け付けを制限する設定をしています。
- 監視と通知:システムのエラーを常に監視し、異常があれば担当者へすぐに通知します。システムの動作記録(ログ)は一定期間保存し、調査に利用します。
- サーバーの管理:サーバーを持たない構成(サーバーレス)で動かしており、サーバーのOSの管理や脆弱性への対応はAWSが行います。当社が用意する実行環境も、定期的に最新の状態に更新します。
- 第三者による診断:管理サイトは、第三者によるWebアプリケーションの脆弱性診断を受けています(2026年10月)。
7. 組織としての取り組み
- 当社は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格 ISO27001 の認証を取得しており、その運用ルールに沿って本サービスを運営しています。
- 本サービスのシステム(AWS環境)を操作できる担当者を限定しています。
- お客様の通話データの内容を当社の担当者が確認するのは、お客様からのお問い合わせへの対応や障害の調査、判定の精度の調整など、必要な場合に限ります。
8. セキュリティに関するお問い合わせ
セキュリティチェックシートへのご記入など、セキュリティに関するご質問はお問い合わせフォームからご相談ください。内容によっては、お答えできない場合があります。
2026年11月4日 制定